3スナネズミの繁殖について
- 3-1 スナネズミを一般家庭で繁殖させることはできますか?
- もちろんできます。通常の飼育下においても、スナネズミは比較的簡単に繁殖させることが出来ます。しかし、もちろん注意も必要です。
巣合わせを間違えれば、大喧嘩が起こって大変なことになります。
育児環境を間違えれば、親が子供を食べてしまう「仔喰い」という事故も起こります。
また、ペアの仲の良さに絆されて(^^;つがいを好きにさせておくと、まさにネズミ算!!産まれてきた子供達をどうするのか、ほとほと困り果ててしまうかもしれません。
それらについては別記いたしますが、スナの繁殖は、あなたがスナネズミを飼育して居られるなら是非一度は挑戦してみる価値はあります。しかし、そこにはそれなりの覚悟と準備が必要であることも気にとめて置いて下さい。
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- 3-2 一回の出産数は何匹くらいでしょうか?
- 一度の出産は個体により、また、その時により大きく異なりますが、およそ3匹から7匹程度であるようです。
また、あまりに多く生まれてしまった場合、ちゃんと育たない子供が出てくることもしばしば見受けられます。しかし、スナの母親にとって見れば、一度に育てられる子供の数にも限界がありますから、これは、仕方がないことかもしれません。やはり、一度に生まれて育つ子供の数としては、7〜8匹が限界なのかもしれません。
さて、蛇足ですが、一度の出産回数としては、この程度なのですが、スナネズミは、次から次へと妊娠出産を繰り返します。この点は十分注意しないといけません。ちょっとした飼い主のミスから、あっという間に何十匹もの仔ネズミをかかえて、一ヶ月のエサ代が、数千円ということもあります。これ以上、自宅で飼えない状況になれば、飼い主は里親探しで、全国行脚をしなければなりません(経験あり)(^^;。
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- 3-3 繁殖可能になる年齢は?
- 専門書によるとおよそ2ヶ月くらいとされています。私もその様に感じています。2ヶ月を超えたあたりで、オスメスを合わすと、いい具合につがいになるように思います。遅い分にはあまり関係ないようですが、合わせるときに微妙な関係は年寄りほど長いような気がします(^^;。繁殖可能な時期は、2ヶ月目から17〜22ヶ月目とされていますので、子供がほしいときにはこの間に巣合わせをします。しかし、やはり若い子の方がたくさん子供を産み、健康に育ちます。年をとった子に子供を産ませた事がありますが、その時の出産はかなり苦しいようでした。もし、増やそうというときにはその点を考慮に入れられた方がいいかもしれませんね。
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- 3-4 近親交配はまずいですか?
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近親交配はあまりよくないと言われています。何故でしょうか?
近親交配とは、兄弟同士で掛け合わせ、その子供同士で再び掛け合わせ、更にその子供同士で・・・といった、専門用語でいう「内系交配」のことを指します。一般的には品種や系統作製のために行われる交配で、ある特定の形質(特徴)を固定するためには欠かせません。しかし、これがどうしていけないのでしょうか?道義的な問題?やっぱり兄弟同士で掛け合わせるのは、教育上問題がある??(笑)もちろん、それもあるかもしれませんね(^^;。でも、ちゃんとした理由があります。
結論だけ言うと内系交配を続けると、その生物は遺伝的に弱くなっていき、病気になりやすかったり、腫瘍が出来やすかったりして、寿命が短くなってしまいます。
一生の短いペットを飼っている場合、繁殖を代々続けて命を紡いで行くというのは、ペット愛好家としては無類の楽しみの一つです。しかし、代を経るごとに、病気が多くなってくると思います。そんなときは、是非、外から、お嫁さん、もしくはお婿さんを迎えることをオススメします。また、その方が、いろんな色の子供が産まれることがありますから、飼っている方も楽しいと思いますよ(∩.∩)
近親交配は何代目から駄目なんでしょうか?
近親交配については、特に何代目から、、といった決まりはありません。
純粋な系統であれば、原則的に何代交配しても大丈夫なはずです。しかし、現実はやはり影響が少なからず出てくるようです。以下は我が家の例ですが、おそらく親が2代程度の近交系だったと思われます。つまり、我が家の初代は兄妹であって、既に2回近親交配されて居ると思われます。さて、その兄妹自身は共に長生きでした。その子供達もとても健康的でしたが、その孫に当たる4回目の近交系の子供達は少々体が弱いようです。生後1年で、その半分が相次いで原因不明で他界いたしました。というわけで、我が家でも外の血を入れることによって、今後もスナを経代していこうと思います。
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- 3-5 繁殖の準備は何をしたらいいのでしょうか?
-
繁殖には、準備が必要です。
どんな準備でしょう?先ずは季節です。
厳密に言えば「いつでも良い」、となりますが、やはり春に産まれた子供の方が健康である気がします。春から初夏に掛けては温度も安定し、湿度も低く、季候もよいので、特別な施設がない一般の家庭でも健康に育ちやすいのでしょう。もちろん、「我が家には24時間温度管理が出来るネズミ専用空調室がある!!」というかたは、ご自由に繁殖させて下さいませ(^^;
次に、ペアの選定です。次に産まれてくる子供の色などを想像して、どの仔とどの仔を掛け合わせるか決めます。(掛け合わせの結果生まれてくる子供の色については、別にまとめるつもりで居ります。)
最後に、心の準備です。多ければ一度に8匹の子供が飛び出してきます。さあ、あなたは飼えますか??この時に覚悟を決めておきましょう。里子希望の人を募っておくのも一つの方法ですが、何匹生まれるかは神のみぞ知る処ですので、大風呂敷は広げない方がいいかもしれませんね(∩.∩)
え??そんな概念論じゃなくって実際のこと??それは別の項にまとめておりますのでそちらを見て下さいね(^_^)。でも、ここに書いていることは、後では取り返しがつかないことばかりなので、是非心に留めて於いていただけるとありがたいです。
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- 3-6 巣合わせについて
- スナネズミは通常雄雌別のゲージに飼育していることが望ましいです。えっ?そうなの?と思われた方、ネズミ算の恐ろしさを思い知ることになります。
さて、ペアにしたいスナネズミを選んだら、交尾のために同じゲージに入れるのですが、これは少し難しく、我々がスナを飼っていて一番緊張する場面です。
先ずはやってはいけないことを書きましょう。
・雄の沢山いるゲージにメスを一匹入れる、、。(大変なことになり、大喧嘩が勃発する可能性が高い)
・メスのゲージに雄を一匹入れる、、、。(場合によってどんどん繁殖して、後で飼い主が困ります。)
・繁殖用ゲージを用意したが、いきなり雄雌を引き合わせた、、。(多分喧嘩になります)
では、どうしたらいいのでしょうか?
これには手順があります。
繁殖用(お見合い)ゲージの用意(中の区画を一時的に2つに分けることが出来る形状のものを選ぶ。どうしても駄目な場合は段ボール箱に金網をかぶせたもので代用。中に巣材を入れておく)
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お見合いゲージでメスを数時間〜1日飼育
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メスをいったんメス小屋に戻し(この時喧嘩が起こらないかどうか、しばらく様子を見ておくこと。)そこへオスを入れ一日飼育(この時巣材を変えない)
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オスをオス小屋に返し、再びメスをお見合いゲージに入れる。
↓
1時間〜数時間して落ち着いたところ見計らい、ゲージを2つに仕切って、一方にオス、一方にメスを入れて金網越しのお見合いをする。
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しばらく様子を見て、喧嘩が起きそうにもない様子だったら、丈夫な皮手袋などをして(自分の手を保護するためです)、厚手の下敷き等喧嘩時の仲裁用の武器(笑)を右手にもち、様子を見ながらゆっくり金網を引き抜きます。(緊張の瞬間)
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喧嘩しなくて仲が良さそうであれば、数時間、少し離れたところから様子を見ます。交尾行動が見られたらOK(オスが追いかけ回した後、メスが腰を持ち上げます)。
ラットなどの場合、交尾は長くても一晩一緒にいれば大丈夫だといわれています。メスの性周期もありますので、短時間ずつ何度か巣合わせして、交尾を確認した方がいいでしょう。交尾の後は直ぐに元の小屋に戻すようにします。
もちろんそのまま放っておいてもよいのですが、、どんどん子供を産んでしまいます。
せっかく仲良しになったのに、引き離すのはかわいそうだ!そう思われるかもしれません。しかし、もっと仲良しになってから引き離さざるを得なくなるのは更に忍びないものです。特に出産を直前に控えたペアや、産後直後のペアが引き離されると、かなりのストレスになるようです。ですから、出来れば、巣合わせ後1日以内に引き離し、オスはオス小屋、メスはメス小屋に戻します。ただし、この時オス同士、メス同士が喧嘩にならないように注意を払って下さい。群から離して何日も経つと、お互いの認識が出来なくなって群に戻れなくなることが非常に多いです。ですから、こまめに群に戻すようにしてあげて下さい。うちでは、ここで喧嘩別れをさせてしまって、一人暮らしになった子供達が沢山居りかわいそうなことをしてしまいました。皆さんには、是非いらぬ感傷はすてて、お互いが強く惹かれ会う前に強引に二人の仲を引き裂くようオススメ申し上げます。それが、人間、スナそれぞれにお互いのためだと思います。
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- 3-7 雄との同居期間について
- 初めてのペアの場合
ペアを購入したなど、元々、1ペアしか居らず、これから殖やしていきたいのであれば、子供が生まれるまで一緒にいさせてやることもできます。スナの夫婦はとても仲がよく、見ているとうらやましくなるくらいです。でもその場合は1回の後追い産まで認める覚悟をして下さい。最高17匹くらいになる可能性があります。覚悟は出来ましたか?(^_^) (出来ない場合は、「群の中からペアを作る場合」を参考にして下さい。)さて、この場合、出産後20日くらいまで一緒にいさせて、父親に世話をしてもらいます。20日もすると最初の子供達が自立し始めます。子供の離乳を確認した段階で、子供のオスメスを鑑別し、オスは父親と一緒に新しい群にします。これを巣分けと言います。母親の方も残されたメスの仔ネズミが居ますから安定して次の出産を迎えます。また、父親や、オスの子供達は、短時間にしぼって時々母親の元に通わせておくと、次の出産後の子供をオスの群に入れやすいように感じます。ただし、この時に交尾をさせると、ネズミ算になってしまいますからご注意を(^_^)。
ところで、どうして、後追い産まで、覚悟しなくてはいけないのでしょうか?これは経験的なものですが、出産直前にペアを分けると、オスメス双方にかなりのストレスをかける可能性が高いからです。場合によっては子喰い、飼育放棄などの異常行動が起こることになります。考えても見て下さい。出産の直前に最愛の人が突然消えたら、、。ショックですよね。仕方がないから、子供が育つまでは一緒にいさせてあげるしかないんです。でも、スナは出産直後に交尾をする習性があって、後追い産がかなりの確率で起こります。ですから、後追い産まで覚悟して下さいと言ったわけです。
群の中からペアを作る場合
3-6でも記載しておりますが、群の中からオスメス一匹づつを選んでペアを作る場合は、ペアにする時間を長くても1日以内にとどめておいた方がいいと考えています。何故かというと、ペアが長く一緒にいると、a.群に帰れなくなる。b.出産後は直後に交尾行動があり後追い産する危険性が極めてたかい、、。というリスクがあるからです。また、夫婦としてあまりに仲が良くなると、引き離された場合、極めて強いストレスを感じるようですし、群に帰れなくなった子の末路は哀れなものです。うちでは、仕方なく一匹飼いにした子は、ハゲが出来たり、変な噛み癖がでたり、100gの体重が60gまで減ったりと、ちょっとかわいそうでした。是非、お宅のスナちゃんにはこんな思いはさせないよう、貴方が悪者役になってあげて下さい。
また、この場合、一日だけでは、子供が出来ない可能性があります。なぜなら、ネズミにも性周期があるからです。人間様の場合はおよそ28日ですが、スナネズミの場合は4日間です。ですから、確実に妊娠させたいのであれば、4日間は交尾する機会を与えないといけないことになります。(どうなんでしょう?ネズミの場合はいつでも良いのかな?この辺は専門家に聞いてみないとわかりませんねごめんなさい)
しかし、もし、そうであるならば、つまり次のような手順をすれば、確実ということになります。「第一日目に3時間巣合わせをしてすぐ引き離す。→翌日また巣合わせして3時間後に引き離す。→翌々日以下同文→翌々翌日以下同文(;^_^A 」
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- 3-8 分娩時期
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おおよそ一ヶ月で出産となりますが、個体差があるようです。
出産の1週間ほど前から急激に体重が増えてきますのでそのころには妊娠は判ると思います。したの図は、以前我が家で出産までの体重を測定したものですが、(一回しか計測していないので信頼性に欠けるデータですが)体重は最後に急激に増加し、プラトーに達したときに出産に至る様子が分かりますでしょうか?
そんなこと言っても、実際の出産時期は判らないのでは??と思われますよね。その通り、判りません。今日か明日かと待つのも一興ですよ(笑)しかし、オスメスを出産まで同居させている場合は、実は目安になるものがあります。出産間近になるとオスは巣の外で寝るようになります、、。というか、巣から追い出されます(笑)。「あ、追い出されてる!」とおもったら、出産間近のシグナルかもしれません。
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- 3-9 分娩前後の心得
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出産はどんな生き物にとっても最も無防備な時間になります。ですから、それなりの保護策をとっておかないと強いストレスを与えてしまい、出産直後に子供を食べてしまうことがあります。そこで、出産に先立ち、生まれる前には、ケージの中に巣箱を入れてやります。巣材の量も多くしておいた方がいいと思います。また、出産前後は出来るだけ人間が干渉しないことが大切です。ケージの掃除などはもってのほかです。掃除は仔ネズミが離乳するまでしないで済ませます。出来れば「エサを与えるときだけ様子をうかがう」程度にして、ケージの中で自由にさせるのがよいのではないかと思います。
また、出産後声が聞こえてきますが、よほどなれていない限り、覗いたりつまんだりしない方が良いようです。え?このサイトに子供を手に乗せている写真があるって??あれは例外的です。あのときは、オスも近くに居り、人間に対してもかなり安心して居ましたから、サイト用にリスクを覚悟で撮影致しました。ふつうは自分で顔を出すまで我慢が基本です。
また、よく赤いセロファンを張った懐中電灯だとネズミは見えない、、とか言いますが、そんなことはありません。しっかり見えていますし(経験者(^^; )、それ以上に彼らは匂いを重視していますから、その様な情報はあまりあてにしない方がいいと思っております。
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- 3-10 授乳期の心得
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スナネズミは子育ては比較的上手だと思っております。しかし、時々飼育放棄をする個体もいると聞きます。出来るだけストレスを少なくして育てることが大切だと思いますが、はっきりした原因は分かりません。我が家では、授乳期に掃除をしませんし、親から引き離すような行為はしないようにしています。(親が蹴飛ばして転がり出てきたときは別ですが・・・(^^;)授乳期はおよそ2〜3週間で、徐々に離乳していきます。離乳食を食べていても、しばらくはお乳との併用をしていますから、無理に巣分けする必要はないと思います。
しかし、人慣れしたスナネズミを作るのはこの時期が勝負です(^^;。
逆説的で何ですが、この時期にいかに人に慣らすかがポイントのように感じます。やはり、三つ子の魂百までです。
基本的には、大人の慣らしと同じように、接する機会を増やすのですが、仔ネズミや親ネズミの不安を誘っては台無しです。ネズミが逃げたいときはいつでも逃げられるような場所でコミニュケーションを執っていく方法が必要だと思います。(ただし、この方法には親も人に馴れている必要がありますね。)
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- 3-11 離乳について
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離乳期のスナをよく見ていると、母親用のエサをポリポリやっているのが見受けられるようになります。また、母親が巣に持ち帰って、それを子供がポリポリしていることもあります。目線をスナの高さに合わせて観察さえしていれば比較的簡単に判るのではないかと思います。離乳食は特に必要ありませんし、この時にあまり贅沢をさせない方がかわいげのある子に育つような気がいたします。(かわいげのない子:おやつを与えても、自分の好みじゃないと投げ捨てて憤慨する子。ほんとかわいくない(^^; )
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- 3-12 巣分けのタイミング
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別の群に入れる場合はかなり難しいのですが、ただ分けるだけなら簡単です。離乳期から性成熟よりも前の間にオスメスを分けるだけです。時折ペットショップで見かける離乳期以前の巣分けはあまり感心いたしません。やっぱりスナネズミも子供のうちは親の愛情をいっぱいに受けて育った子はかわいいですよ。
さて、他の群にうつす場合ですが、これは完全に離乳するかしないかの時が一番安全に巣分けできるような気がします。しかし、こればかりは難しいようです。オスの群に仔ネズミを入れてやると、とても可愛がられる場合もあるのですが、大喧嘩で血まみれにされることもあります。最初に巣合わせすると、すごい勢いで匂いを嗅がれますが、敵意がない場合はとっくみあいにはなりません。喧嘩になる場合には、すぐにとっくみあいに発展するので、このあたりで判断するべきでしょうか?巣合わせをした時には3時間ぐらいは様子を見ていて下さい。一緒に寝るようになれば一安心です。
しかし、これには、もう少し研究が必要です。ご存じの方教えて下さい!(おおた)
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- 3-13 後追い産
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スナネズミは、出産直後に交尾を行う習性があるようで、出産後すぐに妊娠してしまいます。これを我々は「後追い産」とよんでいます。スナネズミは、一年間に一匹のメスが50匹以上の子供を産む能力があるといわれており、これは、連続して妊娠することを示しています。ちょっと気を抜くと家中ネズミゲージだらけになりますのでご注意下さい。また、連続した妊娠は、当然母親にも負担をかけますので、個人的にはあまりおすすめできません。
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- 3-14 仔喰いについて
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別の項でも記載しておりますが、母親が産まれたばかりの子供を食べてしまう現象のことを言います。「そんなのひどい!やっぱり野生は怖い!!」そんな風には言わないで下さい。これは、彼らの生きるための仕方ない選択なんだと考えて下さい。仔喰いが起こるのは、その多くは、飼育環境が悪い、母スナに強いストレスがあった、、など、外的要因が大きいのです。では、何故大切な我が子を食べてしまうのでしょうか?これは想像ですが、一度にたくさんの子供が産まれた場合、その環境下でいったい何匹の子供をちゃんと育てられるのか、母親が考えるのではないでしょうか?人間だって劣悪な環境や、強いストレスがあったら、子育てに不安を感じますよね。想像してみて下さい、「貴方には親戚身寄りもなく、陣痛が始まったとたんに旦那はトンヅラ、、産まれてみたら五つ子だった!!しかも、御国は財政難から何のケアも保障してくれない、、」どうです?育てられそうですか?(^_^)
どうぞ、彼らを攻めず、飼い主である自分を責めて下さいね。
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- 3-16 ねずみ算ってほんと?
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本当です。あなたがもし、これを知らずに繁殖を始めたのなら、半年後にその恐ろしさを実体験する羽目になります。以下はある研究論文の報告で見かけたのですが、1ペアのネズミ(トビネズミだったと思います)を自由にしてどんどん繁殖させて一年後に何匹になったかを数えてみたところ、500匹を越えていたそうです。また、スナネズミの場合でも、一年間に一匹の母ネズミが50匹の仔ネズミを産むといわれております。ちなみに我が家でも、購入後半年で25匹に殖えてしまって大変なことになりました。ハイ。
試しに性成熟したペア一組からスタートし、出産は月に1回一度に7匹、またその子供の性成熟に2ヶ月かかり、2ヶ月後に交尾3ヶ月後に出産をスタートするという形式で計算をしてみると、一年後には一万匹です(--;) しかし、実際はペアが成立しなかったり、集団の中で、自然に制限がかかったり、子供の数が少なかったりで、この計算式の半分くらいのスピードで殖えていくのでしょうね、、。それでも、2年あれば一万匹かぁ、、。恐ろしい(笑)
0 成獣2匹 (2)
1ヶ月 成獣2匹+仔ネズミ7匹 (9)
2ヶ月 成獣2匹+若ネズミ7匹+仔ネズミ7匹 (16)
3ヶ月 成獣9匹+若ネズミ7匹+仔ネズミ7匹 (23)
4ヶ月 成獣16匹+若ネズミ7匹+仔ネズミ28匹 (51)
5ヶ月 成獣23匹+若ネズミ28匹+仔ネズミ56匹 (107)
6ヶ月 成獣51匹+若ネズミ56匹+仔ネズミ77匹 (184)
7ヶ月 成獣107匹+若ネズミ77匹+仔ネズミ175匹 (359)
8ヶ月 成獣184匹+若ネズミ175匹+仔ネズミ371匹 (730)
9ヶ月 成獣359匹+若ネズミ371匹+仔ネズミ644匹 (1374)
10ヶ月成獣730匹+若ネズミ644匹+仔ネズミ1253匹(2627)
11ヶ月成獣1374匹+若ネズミ1253匹+仔ネズミ2555匹(5182)
12ヶ月成獣2627匹+若ネズミ2555匹+仔ネズミ4809匹(9991)
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- 3-17 妊娠中・授乳期のエサについて
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特に文献等に記載はありませんが、概してゲージでの飼育環境下ではミネラル分が不足すると言われています。当然、妊娠中・授乳期には、通常以上のミネラルが必要となるでしょうから、我が家では、ミネラル成分を添加するようにしています。特に我が家で愛用しているのは小鳥用の「塩土」や、「カルボーン」などで、カルシウム分と微量元素類はこれでまかなえるのではないかと思います。現に母スナや子スナは、塩土を良く囓ったり舐めたりしておりますので、必要性があるのではないかと思い、妊娠中・授乳期には入れるようにしております。
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